
「明日からミラクルモーニングを始めよう!」そう意気込んで、アラームを朝4時にセット。初日はなんとか起きられた。2日目は体が鉛のように重い。3日目にはスヌーズボタンを押して布団をかぶり直し、「自分には向いていない」と結論づけてしまう。
その失敗の原因は、意志の弱さではないかもしれません。間違った前提でミラクルモーニングを始めてしまうと、挫折はほぼ避けられないのです。

深夜0時に寝たまま、アラームを4時にセットしたらどうなるでしょう。4時間睡眠でどんな習慣も長続きするはずがありません。睡眠負債がたまると、集中力も気分も同時に崩れていきます。
瞑想、運動、読書、ジャーナリング――ミラクルモーニングのメソッドを丸ごと取り入れようとする人は少なくありません。でも、4つも5つも新しい習慣を一晩で始めるのは、練習初日にフルマラソンを走るようなものです。
「明日こそ絶対に起きる」という決意は、たいてい3日目までしか持ちません。意志の力には限りがあります。外部の仕組みがなければ、毎日同じ決意を繰り返すだけで消耗してしまいます。
今の起床時間が7時半なら、いきなり5時を目指す必要はありません。1週間ごとにアラームを15分ずつ早めていきましょう。体が順応する時間を確保すれば、起き上がるのがぐっと楽になります。
朝の習慣づくりの本当のスタート地点は、実は前の晩にあります。早く起きるには、早く眠ることが欠かせません。6時半起きが目標なら、22時半にはベッドに入るのが理想です。
最初から壮大なルーティンは必要ありません。コップ1杯の水を飲んで、5分間ストレッチする――それだけで十分です。小さな成功体験が積み重なれば、ルーティンは自然と広がっていきます。
朝、目を開けた瞬間に「何をしようか」と考え始めると、布団の誘惑にほぼ確実に負けます。寝る前に、翌朝やることを1つだけ書き出しておきましょう。やることが明確なら、頭が迷う前に体が動き出します。

ドラマをもう1話だけ――と思っているうちに、いつの間にか就寝時間を過ぎていた。おこしてMEの就寝リマインダーを設定しておけば、決めた時間にアラートが届くので、寝るタイミングを逃しにくくなります。睡眠時間を守ることが、ミラクルモーニング成功への本当の第一歩です。
アラームを止めてはまた布団に戻ってしまうなら、ミッションアラームが役立ちます。写真を撮ったり、計算問題を解いたりしないとアラームが止まらない仕組みなので、ベッドの中では完了できません。意志の力に頼らない仕組みをつくることがポイントです。
毎日同じ時間に起きられなくても大丈夫です。昨日より10分だけ早く起きられたなら、それで十分。大切なのは完璧なミラクルモーニングではなく、自分のための朝の時間を少しずつ広げていくプロセスそのものです。
